今朝のカウンセリングルームの隣の田んぼの風景です。
二羽の鳥さんが餌をついばんでおりました。
私にはペンギンにしか見えないのですが、ゴイサギというのだそうです。
きっと中の良いカップルなのでしょう。それとも、ゴイサギにも性格があって、夫婦喧嘩をしたりするのでしょうか。
一方うちのネコさんは、室内飼いで生まれて小さいときに避妊手術をしましたので結婚とは無縁。一生を独身、ネコペースでいきています。
結婚は、ネコであれ鳥であれ人間であれ、結婚は男と女という全く異質なもの結合することで、新たな生命と世界を生み出していくものです。
こう書くと希望に満ちた素晴らしいことのように思いますが、実際の結婚生活は山あり谷あり。
二人で生きていくには、努力や工夫が必要なことは言うまでもありません。
異質といえば、最近参加した「つながり楽団」を思い出しました。
参加楽器は、三線、ギター、和太鼓、クロマチックハーモニカ、フルート、そして歌と多彩な顔触れです。
このグループの特徴的なところは、西洋の楽器(ギター、ハーモニカ、フルート)と東洋の楽器(三線、和太鼓)が一緒になって演奏するところなのでしょう。
西洋の音楽は自然音の中から極力ノイズを取り除き、純粋な音(楽音という)だけを取り出して奏でられます。
したがって楽器も正確で純粋な一つ一つの音を出すために改良を重ね発展してきました。
加えて、ワルツなら3拍子、行進曲は2拍子というように、拍子を正確にとるのも、今では当たり前のようですが、西洋音楽の歴史の中で確立されたものです。
それに対して、日本や東洋の音楽の理想とするところは、自然との一体感、人が作り出した音楽さえも自然の一部である境地に達するのが理想だといわれています。
楽器が奏でる一音の中にもいろいろなニュアンスが含まれ、和太鼓のような打楽器も、拍を打つのではなく、自然の音、例えば雷が遠くからだんだん近くで鳴り響く様子、山から風が吹き下ろす様子など描写的です。東洋の音楽の中では時間の概念もなくなっていくかのようで、癒し系といわれるのもこのためかもしれません。
さて、小さな素人集団のこの楽団が、それぞれの文化・歴史を背負って楽器を持ち寄り、一つの音楽に仕上げようという試みです。
洋の東西をつなぐ鍵は、人の声、となるのではないでしょうかとひそかに期待をしています。
音楽の魂である歌が、洋の東西の楽器たちの心をに沁みわたり、、心が一つになった時がマリアージュの響きが期越えるはずです。
そこから生まれる新しい音色はどんなでしょう。
すべての大陸を包み込む海のような音が聴きたいなあと思います。
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