嫉妬したくて嫉妬する人は、世の中にはいないのではないでしょうか。
したくなくても、どうしようもなく湧いてきてしまうのが喜怒哀楽の感情です。
嫉妬も嬉しいとか悲しいと同じ感情のひとつとして、ナチュラルに感じてあげればよいのでしょう。そうしていれば、やがて乾き去っていきます。
どんな辛く悲しいことも時間が解決するのと同じ理屈です。
知り合いに、いつも一緒の二人組みがありました。
ひとりはきれいでスタイルもよく、私の知り合いは、彼女のことは大好きなのにどうしても引け目を感じてしまうのでした。
きっと嫉妬を感じていたのに違いありません。
嫉妬を感じてしまう事実は認められませんから、なかったことにして、仲良くしていたのでしょう。
しかし、二人の間に一人の男性が現れ、彼が一方に好意を持つようになると、密かに嫉妬を抱いていた知り合いは気持ちを抑えられなくなり、やがて、ささいな喧嘩がもとで、友情関係は怨みの感情だけ残して破綻してしまいました。
その知り合いが内観をして嫉妬と正面から向き合いました。
自分の気持ちに素直になれず、圧し込めてきたことが、かけがえのない友情を失った原因だと気がついた時、
申し訳なさの涙とともに、怨みの感情はなくなっていったそうです。
とり扱いの難しい感情は誰にでもあります。
内観では、そんな自分との付き合い方の練習ができるのかもしれません。
ねこさんは感情の出し方がほんとうに上手だといつも感心してしまいます。
いつも寝ているようで、実はしっかり内観してたりして🐾🐾🐾
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