好天に恵まれた今年のGW。今年は奈良の大和内観研修所で面接者研修に行ってきました。
前のblogでもお伝えしたように、4月28日に、赤信号で止まっていたところ後ろから前方不注意の車に追突され、思ってもいないケガを負ってしまいました。神経への影響が心配され、いっそ今回は延期をしたほうがよいのではないかと悩みました。
数日休み、しびれなどの症状が治まりましたし、何よりも今月の21日に第一回のさくらの会内観研修が気になってしょうがない。自分自身の中では予定通り参加したい気持ちが勝っているようでした。
主婦の定めで、在宅しているとついあれやこれやと動いてしまうのは目に見えておりましたので、いっそ研修の方が大人しくしているかもしれないとの判断もあり、無理のない範囲で参加することにしました。
研修は与えられた課題をこなしながら、自分の内観もするという形式でした。
逐語記録の作成が課されており、これがとても大変で、ほぼ机にかじりつく3日間となりました。文章の作成はほとんどがキーボードの昨今、自分の手であんなにたくさん字を書く事は久しぶりでした。限界まで力を尽くした感じは、久々にすがすがしいものでした。
トータルで53席の陪席をしました。お話を伺うということは、必然的に自分の内面と向き合う作業にもなります。つまり、私は面接者研修を通して53の角度から自分をみつめる機会をいただいたともいえるわけで、まだ取り組めていない時代の自分があることにも思いが至りました。
真剣にご自分と向き合う内観者の方々の姿には胸を打たれるものがあります。非力で無力でしかない自分、せめて祈ることだけでもさせて下さい、と思わず手を合わせたこともありました。
研修の最後に座談会をするのですが、その時に先生がつぶやくようにおっしゃった利己と他己について考えることが、今の私の取り組む課題のように思いました。
誰にでも取り組むべき問題があります。どうとり扱ってよいかわからないような難問が目の前に立ちはだかる時もあるでしょう。
内観をすると、難問に立ち向かう勇気を育む力を自分で育てることができると再認識させられた3日間でした。
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